第31回全国高等学校将棋竜王戦(日本将棋連盟など主催)が8月20日から21日にかけて、福岡県で行われ、田村在住の宮越雅大さん(神奈川総合産業高等学校2年)が3位に入賞した。
宮越さんは、祖母の勧めがきっかけで小学4年の時に初めて将棋に触れ、父親に駒の動かし方やルールを教わった。「不利な局面や相手が格上でもアイデア次第で勝てるのが将棋の魅力」と話す。神田中学校に入学すると、強い相手を求めて都内の将棋会館や将棋道場へ足を運んで腕を磨いた。
大会は、都道府県予選を勝ち上がった48人の代表選手と女子招待選手4人を加えた52人が出場。予選にあたる4人1組のブロック戦と予選通過者によるトーナメント方式で腕前を競い合った。
宮越さんはトーナメント戦で得意の戦法「振り飛車」で順調に勝ち上がり、迎えた準決勝で岩手県代表の選手と対戦。序盤から圧力をかけて有利に対局を進めたが、徐々に盛り返す相手に主導権を握られて投了した。宮越さんは「逆転負けは悔しいけど、3位入賞はうれしかった」と振り返り、「11月にも全国に繋がる大会があるので、精進したい」と前を向いた。
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