高齢化により担い手不足にある農業と、障害者の働く場を求める福祉の課題解決を図る「農福連携」の取り組みが広がっている。
株式会社荒井ベジアス平塚土屋農場(荒井亮三社長/土屋555の3)は7日、遠藤原の農場で社会福祉法人進和学園の障害者らと麦踏みを行った。麦踏みは麦の苗を足で踏む昔ながらの農作業で、根の生長を促す効果があるといわれている。障害者18人が参加し、1200坪の畑で青々と育った葉を踏み倒した。
作業の指導を行った同農場は、農福連携で地域活性化を目指そうと2017年4月に設立された。施設外就労で市内の福祉施設から障害者を受け入れており、2〜3時間程度を使って農作業のほか袋詰めなどの出荷作業にあたっている。
昨年11月には、農福連携に理解のある地域の農家の協力を得て、障害者雇用の創出と地産地消の発信を目的とした直売所を出店。自社農場にくわえ、近隣農家が手掛けた生産野菜を販売している。
正社員として雇用された浅井浩希さん(27)は、「やりがいのある仕事。お店に立つことが楽しい」と声を弾ませていた。
直売所は午前9時〜午後3時営業、日曜定休。
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