平塚版

龍城ケ丘整備

計画への不安の声絶えず

住民説明会に200人超

掲載号:2019年7月4日号

プラカードで住民が抗議する場面も

 「湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業」の住民向け説明会と意見交換会が6月29日、花水公民館で開かれ、200人以上が詰めかけた。会場は整備を不安視する住民の声で紛糾した。

 龍城ケ丘プール跡地の東西約3万平方メートルに公園を整備する計画は、都市公園法のPark─PFI(公募設置管理制度)を活用し、民間事業者が公園を整備・運営する方針。市は5月、事業者の募集要項にあたる「公募設置等指針」「要求水準書」などの案を発表していた。

 市は今回の説明会で、公園整備の基本方針として▽マリンスポーツを楽しむために求められる機能▽公園利用者の利便性と快適性を高める飲食施設、休憩施設、アンテナショップ▽市民協働で整備するエリアなどの案を説明。一部樹林地を伐採する計画もあり、飛砂防備機能について現状と同等以上の水準を保つと述べた。

 住民からは自然環境保護や景観、防災、治安等の観点から、整備計画への不安の声が相次いだ。「現在の飛砂防備機能を保つというが、数値的な指針もなくあいまい」「これだけ住民の不安の声がある中、計画を進める必要性が分からない」「駐車場台数の算出方法の根拠が不明瞭」「台風でプール跡地は高潮に見舞われる。ハード面の備えが不十分」など懐疑的な意見が続出。行政と住民との意思疎通が十分でないことを浮き彫りにした。

 市は今年度中に事業者の選定をする意向だが、「住民の意見をどう反映できるか検討したい」としている。

 同会終了後、住民らは事業者公募前に再度説明の場を設けることを市に求める署名も行った。

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