夏から秋にかけて旬を迎える露地野菜「しょうなんのナス」が収穫のピークを迎えている。市内では、記録的な日照不足で生育の遅れや出荷量に影響はあったが、梅雨明け前の好天でV字回復。生産者らは、出荷作業に嬉しい悲鳴を上げている。
生産者の二宮旭さんは、上吉沢にある約800平方メートルの畑で600株を栽培。風や病害虫からナスを保護するソルゴー障壁栽培を取り入れ、畑の周囲は背丈2m前後の植物「ソルゴー」で覆われているのが特徴だ。
日照不足で今年の収穫が危ぶまれたなか、二宮さんによると「晴天が続いた7月下旬から一斉に実が大きくなり始めた。いまは成長が早くて収穫が大変」と言い、現在は早朝と夕方に作業を行っている。
「しょうなんのナス」は、県と生産者団体で構成する「かながわブランド振興協議会」が特色ある農水産品を選定するかながわブランド登録品種。エグみが少なく、柔らかいのが特徴だ。二宮さんは「麻婆ナスや焼きナスがおススメ。油で揚げると一層色鮮やかになるので天ぷらにも向いている」と頬を緩ませた。出荷ピークは11月中旬まで続き、二宮さんはおよそ3トンの出荷を見込む。
「しょうなんのナス」はJA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」(寺田縄)で購入できる。
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