東海大学湘南キャンパスで9月3日、「2019ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」に参戦するソーラーカーの発表と試走が行われた。
同大会は隔年開催されている世界最大級のソーラーカーレースで、東海大は1993年から出場。同大チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトソーラーカーチームが企業の協力のもと開発を行っており、過去には優勝経験も持つ。
今回、発表された2019年型モデルのソーラーカー「TokaiChallenger」は、前回の2017年型を踏襲し単胴型を採用。より発電力を上げるため、運転席を前モデルより約20cm前方に動かしたほか、強度を見直した東レ製炭素繊維トレカのボディで10%以上の軽量化に成功し、消費電力の削減を実現したという。このほか、タイヤには耐パンク性、低ころがり性が上がったブリヂストン製を使用。また、車体内への空気流入を抑えることで、性能もアップしたという。
チームリーダーの武藤創さん(同大工学部動力機械工学科4年)は「残りの期間でさらに改良を進め、大会でこれまでの成果を証明したい」と意気込む。チームの総監督であり、ドライバーも務める佐川耕平さん(工学部電気電子工学科助教)は「常に前に進むことを使命とし、トップを狙いたい」と強く語った。
同大会は10月13日から20日までオーストラリアで開催。同大が出場するチャレンジャークラスには29チームがエントリーし、ダーウィンからアデレードまで総延長約3千Kmの総走行時間を競う。
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