消防庁舎内で盗撮行為を行ったとし、平塚市は16日、市消防本部の男性消防士長(37)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。本人は同日付で依願退職したという。
赤城眞消防長は同日の記者会見で「市民の信頼を損なうもので深くお詫び申し上げる。信頼回復に向けて服務規程の順守を徹底し、職員教育に努めたい」と謝罪した。
男性職員は昨年11月3日午前8時頃、庁舎内の女性用更衣室兼仮眠室に侵入し、ハンガーにかけてあった救急用感染防止衣のサイドポケットに録画モードにしたスマートフォンを仕掛けた。女性職員が部屋を出る際にスマートフォンを発見、上司に報告して発覚した。
市によると、救急隊に勤めていた職員は「重症者と接する緊張感の中でストレスが溜まり、発散したかった」と説明。10月にも同様の手口で盗撮行為に及び、撮影はできなかったとも供述している。市の通報を受け、警察署は建造物侵入罪や県迷惑行為防止条例違反の疑いで調べている。
消防庁舎の女性更衣室は通常は施錠されているが、当日はされていなかった。市は防止策として、庁舎内にある女性専用の部屋に暗証ナンバーを打ち込むサブキーを設置し、全職員対象の不祥事防止研修を行うとしている。
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