波の力で発電する波力発電の実証試験に向けて、平塚沖で発電装置の設置工事が進められている。12日、市が報道機関を対象に公開した。
発電装置は、波の力を受けて振り子運動を繰り返す横幅8mの波受板(ラダー)が油圧モーターを動かして発電機を回転させる仕組み。高さ1・5mの波でコンビニ1軒分に相当する45キロワットを発電する。
実証試験は、海洋再生可能なエネルギーを活用して、CO2削減による地球温暖化防止を目指す環境省の委託事業として東京大学生産技術研究所が実施。波力発電の設置を巡っては2016年に平塚市と同大学、市内外の企業も参画する「平塚海洋エネルギー研究会」を立ち上げ、19年に連携協定を結んでいた。
市担当者は「海象や工事の進捗によって様々な調整が必要になる」と言い、5月中の発電所開所を見込んでいる。実証試験は来年2月までを予定している。
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