12月27日に花園ラグビー場(東大阪市)で開幕する「第100回全国高校ラグビー大会」に、金旭中学校出身で開志国際高校(新潟県)2年の片桐壮さん(16)が出場する。開志国際の花園出場は今回が初めて。
開志国際は新潟大会の決勝で新潟工に敗れたものの、続く北信越大会で優勝し、花園切符を手にした。壮さんは2年生ながらフォワードリーダーとしてチームをけん引。最前線で相手の攻撃を受け止めるフッカーとして「とにかく前へ出てタックル」を繰り返し、チームを鼓舞し続けた。「どの試合でも一番声を出していた。気合を感じました」と母の麻美さん(51)は話す。
元ラガーマンの父の影響で競技を始めた兄の背中を追い、中学1年で藤沢ラグビースクールへ。3年時に県大会を制すと、その活躍ぶりに複数の高校から声がかかった。花園常連校からもオファーがあったが、選んだのは2014年創立の開志国際だった。
「創部間もない実績もないチームを自分たちの力で花園に行かせる」と見事に有言実行。麻美さんは「中学生のころから『夢の花園に絶対行く』と言っていた。本当にかなえるなんてすごいと思う」と目を細める。
小学生のころは「手のかかる子だった」という。「先生から何度も学校に呼ばれ、通学しているのは自分の方なんじゃないかと思った」と麻美さん。「でも、今はこれだけ成長した。先生方のおかげです。ぜひ、試合を観てやってほしい」と頭を下げた。
開志国際の初戦は12月28日、大分東明(大分)と対戦する。12時45分〜。壮さんは「8強めざして全力を尽くす」と意気込みを語った。
試合は無料ネット中継が予定されている。
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>