湘南ベルマーレのJ1開幕戦が2月27日、レモンガススタジアム平塚で行われ、サガン鳥栖に0対1で敗れて黒星スタートとなった。後半35分、自陣ペナルティエリアに侵入を試みた相手選手とMF・高橋諒が交錯、ⅤAR判定でPKを献上。これが決勝点となった。
ベルマーレはモンテディオ山形から加入した新戦力のMF・中村駿がスタメン入り、FWでは石原直樹と大橋祐紀が2トップを組んだ。前半はベルマーレが主導権を握り、開始4分で決定機を迎えた。ボールを持った大橋が左サイドから切り込んで右足を振り抜いたが強烈なシュートはクロスバーを直撃。先制点を期待するサポーターの溜め息が漏れた。
相手の鳥栖もパスを繋いでべルマーレの守備網の裏を突いて攻め立てたが互いにゴールを奪えずスコアレスで折り返す。
ハーフタイムに指揮官から「ゲームを決めよう、最初からいくぞ」と檄を飛ばされた後半は、一進一退の攻防が続いた。前線からプレスを仕掛けてミスを誘い、鋭い出足でボールを奪うベルマーレらしいプレーで相手を自陣に押し込んだ。
PKで先制点を奪われ、追いつきたいベルマーレは後半40分に好機を迎える。途中出場のFW・根本凌がスルーパスに抜け出し、ペナルティエリア内で右足シュートを放ったが僅かに右へ。アディショナルタイムにはGK・谷晃生も攻撃に参加して最後まで勝利への執念を見せたが、この日は1点が遠かった。
試合後、浮嶋敏監督は「準備したことの大半は出せた」とする一方、「ペナルティエリア内での質を高めないといけない」と課題を挙げた。
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