NPO法人しえんのまなび舎(高梨聡美代表理事)と宮松町自治会(石田文男会長)の連携事業「回覧板業務」が、平塚市が2月17日に発表した「みんなのまちづくり事例表彰」の年間大賞に選出された。先駆性のある連携で他のモデル事業になるとして高い評価を受けた。
回覧板業務は、高齢化などを理由に業務負担を減らしたい自治会と、発達障害などの影響で社会経験の少ない子ども達に就労体験をさせたい同法人の思いが合致し、昨年8月にスタートした。
活動は月1回程度。自治会が回覧板に入れる印刷物を用意し、ペガサス就職塾から募った子ども達がホチキス止めや袋詰めをし、40セットを用意する。自治会内の各班長宅へポスティングするまでを請け負い、一人あたり200円の報酬を手にする。高梨代表は「報酬をいただくことで、子ども達は仕事に対する責任感を学ばせてもらっている。貴重な体験をしている」と話した。
平塚市の「みんなのまちづくり事例表彰」は、地域課題を解決する活動を表彰する制度として昨年度に始まったもの。市民活動団体や事業者、教育機関などが表彰対象で、活動意欲の向上を目的としている。今年度は35事例がエントリーし、左記の11団体が年間大賞に選出された。
▽平塚市おもちゃの病院ドクターくるりん▽岡崎地区町内福祉村「おかざき鈴の里」▽平塚信用金庫(花水・須賀・南口支店)▽明石町会▽一般社団法人OHANA▽NPO法人しえんのまなび舎・宮松町自治会▽須賀新田シニアクラブ▽ウエルシア平塚四之宮店▽平塚市立土沢中学校・上惣領竹あかり▽平塚信用金庫(追分支店・事務部)▽NPO法人平塚のら猫を減らす会
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