老朽化を理由に、上吉沢の八剱神社(永井武義宮司)の鳥居が新しく建立された。5月9日に竣工祭が行われ、総代会メンバーや工事関係者ら約20人が参列した。
新しい鳥居は上吉沢の二宮高見さん(76)が寄進したもの。旧鳥居は1934年5月に、横浜で貿易商を営んでいた二宮さんの祖父のいとこが奉納したもので、旧鳥居の撤去時に判明した。二宮さんは「これまで全く知らなかったので、歴史のつながりを感じる。地域の役に立っていきたい」と顔をほころばせた。
永井宮司は「地域のみなさんのおかげで、丸い石の台座がある本格的な鳥居ができました。上吉沢の氏神様の新しいシンボルになると思います」と話していた。
八剱神社は、上吉沢地区の鎮守で創始年代は不明。ヤマトタケルノミコトが東征の際に同地区で休息し、住民が歓待したことを由縁に祭られたと伝わる。鳥居は本柱の前後に控え柱を設けた「両部鳥居」。夕陽ケ丘の菅家工務店が施工し、ケヤキの木目を生かした趣ある鳥居に仕上げた。
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