表彰を受けた3人（左から浜野彩乃さん、紗綾花さん、山崎消防長、金原さん）
平塚市消防所（山崎伸一消防長）で12月18日、日向岡地内の公園で初期消火に貢献した日向岡在住の金原清美さん（52）、浜野彩乃さん（46）、浜野紗綾花さん（11）の３人を表彰した。
今年8月8日に、日向岡の自宅周辺に不審な車を発見し、金原さんと浜野彩乃さんが2人でパトロールをしていたところ、公園から漂う白煙と臭気を確認した。公園に向かうと紙類が燃やされて小さな炎があり、浜野さんは娘の紗綾花さんに消火器を持ってくるよう連絡。連携して初期消火を行い、119番、110番通報をした。
山崎消防長は「迅速、的確に状況判断し、行動に移す勇気が素晴らしい。今後も安全なまちづくりに貢献いただきたい」と話した。
当時を振り返り金原さんは「日頃から地域で協力して、防犯、防災の対策をしているので、今回火が出始めたあたりで気が付くことが出来てよかった」と、浜野彩乃さんは「現場近くに消火器があることを焦って思い出せず、娘には距離のある自宅まで常備していた消化スプレーを取りに行ってもらった。緊張感のある中で訓練をすることの大切さを実感した」と話した。
浜野紗綾花さんは現在平塚市少年消防クラブに在籍している。「初めは驚いたけど、消火器の使い方などをクラブで実践していたので、慌てずに行動することが出来た」と日頃の活動の成果を実感していた。
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