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平塚版 公開:2022年5月26日 エリアトップへ

駅前再開発へ議論百出 地元経済界など意見交換

経済

公開:2022年5月26日

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構想会議の様子
構想会議の様子

 平塚駅前再開発の方向性について考える動きが、地元経済界などの間で加速している。5月12日に開かれた平塚駅周辺再開発構想会議では、地権者や開発事業者、行政関係者らが出席して意見を交換。18日には、経済団体主催のトークセッションに落合克宏市長と平塚商工会議所の常盤卓嗣会頭が登壇し、中心市街地の活性化などについて議論した。

 再開発構想会議は平塚駅前を取り巻く環境の変化について、関係する事業者や行政関係者を交えて活発な議論を続けていこうと平塚商工会議所が主催。席上には商議所の正副会頭をはじめ、駅前の地権者や商業施設、金融機関の関係者、開発事業者などが並んだ。

 藤沢や厚木市など近隣自治体で進む駅前再開発の状況についてふれた常盤会頭は、「平塚駅前についても危機感を持ち、次世代に引き継げる環境整備に取り組んでいく必要がある」と述べ、再開発に向けた機運醸成を呼び掛けた。

 地権者からは、コロナ禍以降の駅前の現状や課題について説明があり、金融機関、開発事業者は他市との比較や事例などについて報告。平塚市が目指すべき駅前再開発の姿について考えを共有した。

 出席したメンバーからは「再開発やまちづくりの上で、若い世代が住みやすい環境づくりが必要」「平塚にはいいコンテンツがたくさんありポテンシャルは高い。単に箱物の建て替えによる再開発ではなく、人口を増やしていける開発を」といった意見が上がった。

「中心街は平塚の顔」

 18日に経済団体の平塚経進会が主催したトークセッションでは、落合市長と常盤会頭が湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーンの開発整備や中心市街地の活性化について議論を展開した。

 かつては「商都平塚」として栄えた中心市街地だが、後継者不足や不景気、大規模商業施設との競合などのあおりを受けて閉店する商店が増え、商店街周辺ではシャッターが下りたままの店舗が目立つ。先日は平塚駅前を代表する買い物施設として市民に親しまれた梅屋本館の閉館も伝えられるなど、駅前を取り巻く環境は厳しさを増す。

 落合市長は「中心街と大神のツインシティを結びながら、西側の自然を結んで自然豊かな利便性の高い街を作っていこうというのが平塚市の大きなコンセプト。中心商店街については引き続き平塚の顔であっていただきたい」と述べ、今年度から3カ年計画で策定する駅周辺地区の将来構想について説明。「民間の力をお借りしながら、中心街の形作りをどう進めていくかを検討したい」とした。

 自身も湘南スターモール商店街に店を構える常盤会頭は、駅前の商業地域に建てられる建築物が高さ31mに制限されていることが開発の壁であると指摘。各店舗の間口が狭く建て替え自体も困難な状況であることから、「今からやらないと平塚のまちは手が付けられなくなってしまう」と語り、他市の再開発の現状を例に挙げながら「平塚の駅周辺も景色が変わったなと思ってもらえるような新しいまちづくりを進めていただきたい」と市長に注文した。

意見を交わした落合市長(左)と常盤会頭
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