三和ケミカル平塚事業所(田村)で3月10日、従業員がさすまたを使用した防犯訓練を実施した。
同社では、事業所に不審者が侵入した際の対応としてさすまた3本とカラーボールを購入したといい、正しい使い方を学ぼうと平塚警察署に相談。同署の武道指導員と生活安全課署員が出張してレクチャーした。
訓練には40人ほどの従業員が参加。さすまたは相手の胸元に斜め下から突き上げると動きを封じやすくなることや、相手が持った凶器などから身を守るため柄の後方部分を持つといったポイントを学んだ。
指導にあたった署員は「通報から警察が駆け付けるまで約7分かかるといわれている。(さすまたの使用は)それまでの時間稼ぎが目的なので、制圧しようと思わずに自分たちの安全を第一に考えて」と心構えを伝えていた。
同事業所では硝酸や塩酸、メタノールなどを扱っていることから、「不審者が毒物劇物の持ち出しなどを目的に侵入することも考えられる。今日の訓練を生かして日頃から防犯意識を高めたい」と話した。
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