2度目の柔道日本一 浜岳中 五十嵐莉子さん
全日本柔道連盟の強化選手(15〜17歳)が出場する全日本カデ柔道体重別選手権大会が4月13日に大阪で開かれ、女子40キロ級に出場した五十嵐莉子さん(平塚市立浜岳中3年)が優勝、昨年8月に優勝した全国中学校柔道大会に続き2度目の日本一に輝いた。
決勝の相手は昨年の全国大会の3回戦でも対戦。優勢勝ちで何とか白星を上げた好敵手で、今大会でも苦戦覚悟で臨んだ試合だった。
「しっかり一本をとる試合がしたい」と開始1分から積極的に技をしかけ、大内刈で有効を先取。そのまま勢いをつけ、横四方固めで一本勝ちした。平塚柔道協会会長の奥山晴治さんは「今回の優勝の素晴らしさは一本勝ちで決めたこと」と目を細める。
しかし、五十嵐さんは決勝を、「一本とれたのは良かったけど、(有効判定だった)立ち技でとれなかったのは残念」と振り返る。父であり指導者の定一さんも「技を積極的にかけないと相手にポイントが入ってしまう。背負い投げなど担ぐ技をどんどんかけていかなければ」と、より攻撃的な、一本をとる柔道にこだわりを見せる。
五十嵐さんは今後について「国際試合に出られるのであれば、そこで優勝したい。あとは中学校の夏の大会がもうすぐ始まるので、予選から勝ち上がって優勝したい」と語る。全国優勝からわずか数週間。さらに大きな舞台へ、その視線は注がれている。
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