大磯・二宮・中井版 掲載号:2020年3月6日号 エリアトップへ

AI活用し遭難者捜索 二宮中生徒が体験授業

教育

掲載号:2020年3月6日号

  • LINE
  • hatena
画像に対する自分たちの判断をタブレット端末に入力し、AIを学習させる生徒
画像に対する自分たちの判断をタブレット端末に入力し、AIを学習させる生徒

 山で遭難した人をドローンとAI(人工知能)を使って捜し出す先端技術の体験授業が、二宮中学校で2月26日に行われた。3年生116人が自分たちの知恵をAIに学習させたり、研究開発者から夢や可能性を切り拓いていくことの大切さなどを学んだりした。

 体験授業の題材となったのは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構=川崎市=と、民間企業のロックガレッジ=茨城県古河市=が開発した広域人命捜索システム。ドローンから送られる映像や位置情報をもとにAIが人影を発見して迅速な人命救助につなげる。捜索関係者は情報を共有し、捜索の状況をモニタリングすることもできる。

 生徒たちはドローンの飛行実演を見学し、操縦を体験。ロックガレッジの岩倉大輔社長(34)による講義で、AIに情報を注釈として付与する「アノテーション」を行うことでAIがより賢くなるという話などを聞いた。二宮町の吾妻山公園で消防訓練の際に空撮した映像を用いて、アノテーションを試した。遭難者と仮定した人や物体の画像を「明らかに人である」「人のように見える」「人のように見えない」「人ではない」の4通りで判断し、その回答をタブレット端末に入力。AIの画像解析と遭難者を検知する精度が改善した結果を確認した。

他人と違う能力伸ばす

 岩倉社長は自身の経歴や起業についても語った。千葉大学4年のときに「優秀な人が集まるところで自分も成長することができる」と、あえてハードな研究室へ入り、ドローンと出会った。「空から情報を得ることは世の中の役に立つ」。ドローン開発の会社を2018年に設立。楽天と協力して荷物の宅配ドローンの開発に取り組み、NECと空飛ぶ自動車を研究している。

 「高校の3年間で自分の能力を精一杯伸ばすことが重要なカギになる」「人と違うことを恐れないでチャレンジしてほしい」と生徒たちへメッセージを送った。

 授業を受けた3年生は「AIを身近に感じた」「技術が進化していることに興味を持った」などと感想を話した。

 体験授業は二宮西中学校でも25日にあった。町では、子どもたちが先端技術に触れながら将来の進路について考えるきっかけとなるよう、次世代に目を向けた教育に生かしていく考え。

生徒に語る岩倉社長
生徒に語る岩倉社長

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

10年後の二宮町へ提言

10年後の二宮町へ提言 文化

町民・中学生ワークショップ

10月15日号

名産復活めざし初収穫

二宮町

名産復活めざし初収穫 社会

若手町民らが落花生栽培

10月15日号

一般会計決算を不認定

二宮町議会

一般会計決算を不認定 政治

東大跡地活用など問題視

10月8日号

木谷陽晴(ひばる)君が王者に

二宮中1年

木谷陽晴(ひばる)君が王者に スポーツ

キック アマ34kg級

10月8日号

OG講師に環境を考える

OG講師に環境を考える 教育

大磯中でオンライン講演会

10月1日号

自宅療養者に食料配送

中井町

自宅療養者に食料配送 社会

無償で7日分と日用品も

10月1日号

意見広告・議会報告政治の村

  • 日本を前に進める

    特別対談

    日本を前に進める

    河野太郎 前ワクチン接種担当・規制改革相×牧島かれん デジタル相

    10月15日号

あっとほーむデスク

  • 4月1日0:00更新

  • 3月11日0:00更新

  • 3月4日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年10月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook