大磯町国府本郷の西長院で1月24日、同寺にまつられている身代わり地蔵を公開する初地蔵が開催された。地蔵の特別公開は1月のほか、8月24日、10月24日の年3回。
本堂に安置されている身代わり地蔵は、首と腹部に切り傷のような跡がある。その特徴から、戦時中、千人針に身代わり地蔵のお札を入れ、徴兵された兵士たちを戦地に送り出したという。
戦後は家族が無事に戦地から帰ってきたことに対するお礼参りが盛んに。初地蔵の際には屋台が出るほどの賑わいだったという。
初地蔵の際に子ども向けのお菓子の振る舞いや落語などを企画した身代わり地蔵尊会の鈴木馨会長=人物風土記で紹介=は「次の世代にもつなげられるよう、子どもたちが楽しめる工夫をしていきたい」と話していた。
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