「普段使っている通学路や公民館のためになることをしたい」と、西小学校の児童およそ10人が7月20日にボランティアグループ「西公民館子どもプロジェクト」を結成した。今月4日に初めての活動として西公民館から渋沢駅前までの歩道でゴミ拾い活動を行った。
「西公民館子どもプロジェクト」は、同公民館を拠点に集団登校している小学2年生から6年生までのメンバーを中心に作られたボランティアグループ。結成のきっかけは、栗原旭館長が登校時の見守り活動などで子どもたちと接する中で、「何かやりたい」と要望が出たこと。これまで職員が行っていた七夕の飾り付けを子どもたちに手伝ってもらうと、参加者した児童たちが「もっとやりたい」と植物の水やりや草むしりなどを積極的に手伝うようになったという。「公民館が地域で子どもを育てる拠点になれば」との思いから、子どもたちからの提案を受けて7月、正式に同プロジェクトを立ち上げた。
活動第1弾として、公民館から渋沢駅前までのゴミ拾いを計画。「子どもたちでごみをひろって、まちをきれいにしよう」をテーマに決めて、自分たちでポスターを作成して参加者を募集した。
この日は4人が参加し、空き缶やタバコの吸い殻などを回収。「タバコのポイ捨てが多くてびっくりした」「これからもゴミ拾い活動を続けていかなきゃ」などと振り返った。
西公民館は、秦野市が今年3月に策定した「秦野市公共施設再配置計画」によると、地域コミュニティの拠点形成を目指し、西中学校体育館と複合化した施設にする計画もある。栗原館長は「未就学児への本の読み聞かせや、地域の方から料理を教わりたいとの声もあがっている。子どもたちの自主性を生かした活動を継続していきたい」と話している。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>