(株)日立製作所と市民、有識者らが一体となりIT技術を生かした生態系の保全に取り組む「日立ITエコ実験村(千村・谷光清村長)」。活動PRの一環として12月15日(木)から17日(土)に東京ビッグサイトで開催される日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2011」に初参加する。
日立ITエコ実験村は、千村にある約7000平方メートルの休耕田や竹林、山林を利用して今年4月に開村された。(株)日立製作所やグループ会社の社員、地元地権者らで構成する「生き物の里(千村)管理運営協議会」や、ボランティア団体「千村ネイチャー倶楽部」、東海大学の研究室らが連携し4つのエリアを作り、環境づくりや実験を続けている。
村内では日立グループの近赤外線技術を活用した24時間体制の動物生息状況観測や、情報通信技術を生かして温度・湿度を計測し生態系を取り囲む環境データのモニタリングなどをしている。さらに休耕田を再生し、しぶさわ幼稚園児を招いて収穫体験をするなど、地域との協働も積極的に取り入れている。こうした活動の中で希少な生物も発見され、今年4月には秦野市みどり条例により「生き物の里」にも認定された。谷さんは「メンバー一人ひとりが主役。生態系の保全について活動する人を増やし、礎を築きたい」と熱を込める。
エコプロダクツでは、日グループのブース内で初参加する。これまでの同村で実施した実験の紹介や、間伐材を使った工作教室を実施する。またメンバーがスギの間伐材を加工して製作したカードスタンド3000個を来場者に配布予定だ。「活動内容を外に発信していくのは今回が初めて。地域と協働した取り組みをアピールしたい」と谷さんは話した。
時間は午前10時から午後6時(最終日は同5時)。問合せは【携帯電話】090(9390)6027・谷さんまで。
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