縁日に消火器義務へ 施行前から指導を実施
秦野市火災予防条例の一部改正が市議会6月定例会で可決され、火災発生の恐れがある器具を扱う縁日などの祭礼で、消火器の準備が義務付けられることになった。昨年8月に京都府福知山市で発生した花火大会での火災被害を受け、国の消防法施行令の一部改正に基づき変更されたもので、8月1日から施行される。
対象となる「祭礼」とは、不特定多数が参加、来場する縁日や花火大会など。こうした催しでコンロや電熱器、調理器具、七厘など火器器具を扱う場合、原則としてその取扱者が消火器をそれぞれ用意することが定められた。消火器は消火能力の高い4型以上の粉末消火器とされ、初期消火を迅速に行えるよう防火対策の徹底が必要となる。
秦野市消防本部では今後、市内での夏祭りや例大祭などが控えていることから、施行日前の7月中にも同様の準備をするよう自治会や各団体を通じて指導を行っている。同本部は「催しを楽しんで貰うために、安全をしっかり確保してほしい」と呼びかけた。
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