秦野市では、保育所等での集団生活が難しい病気回復期の児童を、専任の保育士と看護師が専用スペースで預かる「病後児保育」を、10月20日にスタートさせた。保護者の子育てと就労の両立を支援することが狙いだ。
病後児保育室が設けられたのは、市立ひろはたこども園(下大槻138・川口妙子園長)2階の「おひさまルーム」。多目的室として使用していた一室を改修し、ベッドを備えた安静室と調乳室を新たに設置。絵本やおもちゃ等を揃え、専用の保育室を確保した。
保育を担当するのは、保育士と看護師1人ずつ。今回新たに6人が臨時職員として採用された。孫がいるという保育士の女性は「仕事と子育ての両立は本当に大変。家庭的な雰囲気で子どもたちと触れ合っていきたい」と述べ、川口園長は「6人全員が子育て経験のあるベテランママ。安心して利用してもらえれば」と話している。
対象児童は、市内在住または市内の保育所に在籍する生後4カ月から小学3年生。利用は、平日の午前7時30分から午後6時30分で、1日の定員は3人(先着順)。料金は、利用時間に関係なく1日2000円で、給食とおやつ代として別途350円が必要(持参の場合は無料)。
おおまかな利用方法は、仮予約後に、かかりつけ医を受診し「医師連絡票」に記入をしてもらう。その後、本予約という流れになる。利用当日に必要な書類や同連絡票は、病後児保育室や市保育課、市内公立保育園に用意されている他、市ホームページからダウンロードができる。
保育サービスの情報を提供
専門の相談員が、未就学児の預け先に関する相談や保育サービスの情報を提供する子育てサービス「保育コンシェルジュ」が10月15日から開始された。市保育課では、「様々なサービスを通して、子育てを支援していきたい」と話した。
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