秦野版 掲載号:2015年1月29日号 エリアトップへ

vol.2 鵜の目鷹の目 秦野市元教育長東海大学講師 金子信夫

掲載号:2015年1月29日号

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節分

 2月3日は節分、そして4日は立春。3月に卒業式を迎える仕事に携わってきた私には今でも最終楽章に入った気分になります。

 節分と言えば「豆まき」が定番ですが、子どもの頃は夕方になると近所の家から「鬼は外!福は内!」の声が聞こえ、私も負けずに声を出しながら豆をまいたことを思い出します。また、年の数だけ豆を食べると厄除けになると言われ、数粒を口の中でモグモグさせたものの美味しくもなく飲み込めなかった記憶があります。豆まきに使う豆(福豆)は炒った大豆であり、魔物の目を射る(炒る)ことから魔目とか魔滅に通じるとされているようです。

 私が秦野の教員になってから知ったことですが、秦野では豆まきの豆に特産である落花生を使うことがあり、殻がついているので拾って食べることもできるとのことで、なるほどと感心させられました。

 昔ながらの伝統や由来は大切にすべきだと思います。しかし、食べて美味しいこの秦野らしさを生かした方法は是非「秦野版豆まき」として伝承していってもらいたいです。百年も続ければ立派な伝統になります。

 ところで、ここ数年、気になっているのが「恵方巻き」です。太巻き寿司が好きな私ですが、節分にその年の方角を向いて黙って1本丸かじりするようにとか言われても戸惑います。調べてみると、某コンビニが関西の一部にあった「丸かぶり寿司」を食べる習慣に目をつけ、「恵方巻き」という商品名で全国展開したことがきっかけのようです。

 売り上げが急増したバレンタインデーのチョコレートに続く、柳の下のドジョウになれるのか見守りたいです。
 

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