市内7地区の婦人会で構成され、地域のボランティア活動に取り組む秦野市地域婦人団体連絡協議会(中山知江会長、市婦連)が今年度創立60周年を迎えた。7月8日には市文化会館に会員ら約350人が集まり、記念式典を行った。
式典では中山会長がこれまでの活動を振り返り「発足時の先輩方、これまでの活動を繋いでくれた先輩方、現在活動を支えている会員の皆様のおかげで60周年を迎えることができた」とあいさつ。古谷義幸市長は祝辞で同会のこれまでの活動に感謝を伝えた。
同協議会は、戦前、かっぽう着と襷を纏い軍事援護を行っていた国防婦人会などが前身となり、秦野市の市制施行に合わせ1955年4月に発足。当初は1軒に1人が加入し、各地域の催し物や美化活動などを支え、「女性は家に居なければ」という時代、家事に追われる専業主婦の息抜きの役割も果たしていたという。
1989年(平成元年)には3190人だった会員数は、現在407人。中山会長は「時代の変化。定年まで働く女性が増えたことや、女性の活動する幅が広がったことにより、会員が減少したのでは」と話す。
地域の防犯パトロール、敬老会での踊りの披露、1人暮らしの高齢者への配食サービスのための弁当づくり、里山の保全活動や小学生の田植え体験での調理など、現在も各地域で様々なボランティア活動を行っており、自治体等から多くの感謝状が贈られてきた。また市社会教育委員会など市内の会議にも招かれている。
中山会長は「会員の方たちは団結力が強く、自分自身も市婦連の活動を通して秦野という地域に馴染むことができた。やりがいのある会の活動を、若い世代に繋げていきたい」と話す。
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