神奈川県は9月30日、2015年度神奈川県障害者自立更生者・更生援護功労者を発表。秦野市では小山恭子さん(67・戸川在住)が更生援護功労者に選ばれ、10月4日に行われた表彰式(座間市)で知事表彰を受けた。今年の受賞者は県内で6人。
小山さんは、知的障害のある人の支援や支援者同士の連携を図る市民団体「秦野市手をつなぐ育成会(相原和枝会長)」に所属しており、長年活動に貢献してきた功績が称えられ、今回受賞が決まった。ダウン症の長男を支えたいと、約25年前に入会した小山さん。会報作りは入会した直後から担当し、活動報告などを発信してきた。表彰を受けて小山さんは、「長く携わってきただけです。周りの方たちの支えがあったからこそ」と微笑んだ。
会の活動は、支援に関する情報共有や防災講演会、会員同士の親睦を図るバス旅行などを行っている。子どもの支援とともに、親同士の繋がりが強くお互いに支え合ってきたという。近年はネット上での情報収集の普及などが理由で入会人数が減少しているというが、「仲間たちとおしゃべりしていると励みになります。育成会のお母さんたちは、みんな元気ですよ」と、顔を見ながら一緒に活動する同会の魅力を話した。
現在小山さんは、夫と長男(43)と3人暮らし。昨年、自身が足の手術をして不自由な生活を強いられたが、その時、心からの支えになったのは長男だった。「自然に出てくる優しさに、薬よりも痛みが緩和されました」と、嬉しそうに振り返った。
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