秦野市内の石仏などを調査した独自のマップを作成している「まほら秦野みちしるべの会」(武勝美主宰・横山信子会長)が11月、創立10周年記念誌を発刊する。説明資料を添えたイラストマップなどで10年の活動の歩みが収録されている。
同会は、秦野市制50周年記念事業「市民が作る広報はだの」の編集委員を中心に2007年8月に設立。「大山詣で」に向かう人々が通っていた市内の「大山道」を歩きながら、秦野の歴史や民俗を学んでいる。収集した情報を地域ごとに独自のイラストマップにまとめ作成。2013年には市内全域11枚のイラストマップを完成させた。
記念誌では、10年間の活動記録とともに、改訂したイラストマップを収録した。
横山会長によると、近年、市内で新東名高速道路の建設が進む中、路傍の石仏が移動されたり盗まれたりするケースが確認されている。知らない間に紛失してしまうこともあるという。同会ではマップを元に今後石仏の位置を確認する作業を進める方針だ。
記念誌は市内の全公民館に配布予定。発行に先立ち、10月29日(土)に開かれる東公民館まつりの会場で1冊2000円で一般販売するという。
武主宰は「議論を経て、私たちの活動の成果を次世代に伝えるものができたと思う」と話す。
現在会員は60〜80代の15人。横山会長は「今後は会員として共に市内を歩きながら、調査・勉強して、外へ発信できる人を募集していきたい」と話した。
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