コロナ禍で喘ぐエンターテイメント業界。南矢名のライブレストランミッシェルで新たな挑戦があった。
6月26日夕方5時半、満席になると80人は入る店内は感染症対策がほどこされ、円卓ひとつに着けるのは最大2人。当日は13人の観客でほぼ満席となっていた。始まったのは、秦野市を中心にアーティスト活動を展開している池谷香名子さんのフラメンコライブだ。
池谷さんの音楽パートナーで「シンフロンテーラ」というユニットを組んでいるギタリストのチャノ・カラスコさん(スペイン在住)はコロナの影響で日本に来ることができなくなっている。「シンフロンテーラは”国境がない”という意味なんです。チャノから日本とスペインを繋ぎライブができないかと言われたときには驚きましたが、今回のコロナ禍でやってみたいと思ったんです」と池谷さん。池谷さんらの持ち込み企画に「挑戦してみよう」と応えたのがミッシェルだ。
「こんな時だからこそできるライブのカタチがあるのではないかと模索していた矢先で、手探りで準備を重ねました。本番で繋がらなかったら…という心配もあったのですが、なんとか終えることができました。手作りライブでしたが、今後はオンライン配信にも挑戦したい」と話すのは代表の長谷智子さん。「自分たちのアイデアを次々と受け入れてくれるミッシェルさんに感謝しています」と池谷さん。
オンラインとリアルライブの融合となった今回のライブ。ステージと客席とスペインは、距離と時間を超えて不思議な一体感に包まれていた。この新たなカタチのエンタメは、コロナを乗り越えた後に大きな遺産となるかもしれない。
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