秦野市地域生活支援センター「ぱれっと・はだの」と秦野市社会福祉協議会の「はだのボランティアセンター」がコラボし、9月20日、ぱれっと・はだので初の勉強会が行われた。
ぱれっと・はだのは市内の精神障害児・者の余暇活動支援や相談・就労支援を行っている施設。今回、市内でボランティア活動を行う人に精神障害への理解を深めてもらい、余暇活動に参加してもらうきっかけとしようと実施された。
当日は約20人が参加。はじめに、同施設職員で地域活動支援を行う川嶋恵子さんが、どんな支援を行っているか、役割などの説明を行った。
精神障害についての説明の後は、実際に病気を抱え、同施設に通っている2人の当事者が体験談を発表した。
統合失調症をもつ発表者は、人間関係の悩みから不眠に陥り、幻聴などを発症。一時、病気が治ったと思い服薬を辞めたが、再発してしまった過去を話し「病気と一生付き合っていかなければならないが、薬さえ服用すれば今は普通に暮らしていける。気負わずに話をしてほしい」と語った。質疑応答では活発な質問も行われた。
川嶋さんは「今回の勉強会は精神障害への偏見を取り去り、ボランティアセンターとぱれっと・はだのをつなぐことが大きな目的。安心してボランティアができるかなど実感してもらえたようで良かった」とコメント。社協も「初の取り組みだったが、参加者から『長く活動していても精神保健分野には馴染みがなく、初めて当事者の話を聞いた』『もっとこのような機会を設けてほしい』など前向きな意見をいただいた。ぱれっと・はだのでの活動にボランティアを丁寧に繋いでいきたい」と話した。
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