平成23年 年頭所感 秦野ブランドを全国に発信 秦野商工会議所 会頭 岸司朗
平成二十三年の新春を迎え謹んでお慶び申し上げます。
平素は、当商工会議所の運営に多大なご支援ご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
昨年の異常な暑さを過ごした夏以降、堅調に回復してきました景気も米国経済の悪化や欧州の金融不安により、円高が進み輸出や企業の生産の落ち込みから減速感が一段と明確になってまいりました。また、デフレが進むなかでエコカー減税やエコポイント制度などの景気刺激策が終了し、個人消費の大幅な減少が見込
まれ、厳しい経済環境のなか新年を迎えることとなりました。
こうしたなかで、私どもでは、地域経済を活性化させるため種々取り組みをしています。
昨年から市の委託を受け秦野市のイメージを向上させ、地域の産業振興と経済活性化のため地域ブランドの創出事業をスタートさせました。商工会議所には独自のブランドがあるのですが、市・農協等関係機関が連携し秦野市を掌握する地域ブランドとするものであります。現在専門部会を設置して、秦野の魅力や素晴らしさを引き出し、どう全国に広めるか智恵を絞っているところです。
また、商業振興委員会では、地域の活性化の主眼を「賑わいづくり」に置き今行なわれているイベントのほか、食や花、自然や史跡を活かした賑わいの創出を検討しており、新年度からは街なかに賑わいが取り戻せるよう、具体的な活動を始めることにしています。
尾尻にありました旧梅原家の洋館(秦野の鹿鳴館)を再建しようとする市民活動をご存知でしょうか。建設候補地を蓑毛地区とし地元自治会でも、積極的に受け入れ意向を示しておられます。私どもも商業・観光振興の重要な一拠点として応援すべく、会員の皆様に協賛金の依頼をしたところです。なんとか早くこの活動が実を結ぶよう願っています。
農商工連携では、新東名のサービスエリア関連の研究会やスマートICの設置要望などしてまいりましたが、新年度には市にこの担当部署が新設されるとのことで、先が拓ける見通しで
大いに期待をしています。
厳しい環境が続きますが地域に活力がもたらされますよう、役職員一丸となって努めてまいりますので、今後ともご支援ご協力を宜しくお願い申し上げ年頭のご挨拶といたします。
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