秦野駅北口に架かるまほろば大橋から片町通り交差点までの県道705号線(堀山下秦野停車場線・約250m)の拡幅整備にあたり、効果的な整備をしてほしいと、3月15日、地元住民が県平塚土木事務所(浅羽義里所長)を訪れ要望書を提出した。
今回要望書を提出したのは、地元自治会や商店会などの代表17人により構成される秦野駅前通り整備検討協議会(栗田貞夫会長)。同協議会は、地域住民の視点で商店街のにぎわいづくりに効果的な拡幅整備のあり方を検討する組織として昨年6月に発足した。提出に際しては、久保寺邦夫県議会議員や市の関係部・課長らも同行した。
要望の趣旨は「商店街の骨格道路としての整備」「安全・安心・快適な歩行者にやさしい道路づくり」の2点。具体的には、電線類の地中化や停車帯の設置、水無川などの景観に配慮した舗装材の使用、歩道のセミフラット化や透水性舗装材等の使用、ボラード(車止め)の設置などを実現するよう記載されている。
事業計画では、現在幅員6・2mで車両は一方通行となっている対象区間が、拡幅整備後には幅員16mになり車両の相互通行が可能になる。また、歩道も現在の1・3mから3・5mに広がる予定だ。駅方面からの自動車が直接進入でき、安心して歩ける道になることで、商店街の活性化につながると期待が寄せられている。
地権者も積極的に協力しているこの整備事業。県では「地元の協力が得られており心強い。新年度にも、拡幅整備後の道路イメージ図を現地に設置して事業のPRに努めたい」としている。現在は地元への説明会と測量が終了し、用地買収に向けて県と地権者の間で移転保障など具体的な交渉が進められている。
栗田会長は「住民・商店会一体となって盛り上がっている。実現によって、秦野市の顔としてにぎわいを取り戻したい。整備に関しては全面的に協力するので早期の完成をお願いしたい」と話していた。
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