神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2011年8月27日 エリアトップへ

市が放射線量を測定 市内約120ヵ所で調査

社会

公開:2011年8月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
市職員が計測(写真の場所は本町小校庭)
市職員が計測(写真の場所は本町小校庭)

 秦野市は8月22日から24日まで、市内約120ヵ所で空間放射線量の測定を行なった。測定結果は市のホームページで公開されている。測定器の貸し出し、使い方の指導などは東海大学工学部原子力工学科の協力を得た。

 電話や手紙、自治会ほかの会議内などで市民から市に多くの要請が寄せられていた放射線量の調査。これに対し市はこれまで県に測定を要請してきた。県は6月に3ヵ所、7月に1ヵ所の測定を実施。いずれも毎時0・03〜0・06マイクロシーベルトと国が示す屋外活動を制限する空間線量(毎時3・8マイクロシーベルト)を大幅に下回っていた。

 これを受け県は継続的に各市町村で測定を行う考えはないことを示唆。そのため市は8月2日に危機管理対策本部会議を開き、独自に対応する方針を固めた。測定は、昭和58年に調印された「秦野市と東海大学との連携に関する申し合わせ」に基づき、東海大学工学部原子力工学科から協力が得られることになった。

 測定を行なったのは市職員。同大教授の指導のもと勉強会を開催、測定直前にもレクチャーを受けた。測定器3台を借りたため、2から3人1組で3チームが実施。場所は「子どもが多く集まる施設」を重点に、保育園・幼稚園、小・中学校、公園、総合体育館、文化会館、図書館、児童館、公民館などが選ばれた。

 使用された測定器は「シンチレーション式サーベイメータ」。筒丈の検出部を地上1m、50cm、5cmの各地点に設置し、それぞれ約2分待って本体の針の振れが安定してから、10秒間隔で5回測定し、平均値が結果とされた。

 測定結果は測定日翌日にホームページhttp://www.city.hadano.kanagawa.jp/で公開。測定地点、測定情報、測定値が記載されている。24日現在、数値はいずれも毎時0・03〜0・10マイクロシーベルト。測定結果をもとに、市は同大教授に相談し、詳細調査の必要性や今後の測定実施計画を検討していく。
 

使用された計測器
使用された計測器

秦野版のトップニュース最新6

各種地図をまとめて閲覧

秦野市

各種地図をまとめて閲覧

デジタル化の一環

5月3日

カーネーション出荷ピーク

カーネーション出荷ピーク

市内農家で摘み取り進む

5月3日

「秦野ジビエ」新しいロゴに

「秦野ジビエ」新しいロゴに

東海大生がデザイン考案

4月26日

弘法の里湯周辺も会場に

鶴巻温泉春まつり

弘法の里湯周辺も会場に

飲食ブースなど充実

4月26日

文部科学大臣表彰を受賞

秦野市立末広小学校

文部科学大臣表彰を受賞

読書活動の推進を評価

4月19日

移動販売車で買い物支援

セブン-イレブン

移動販売車で買い物支援

市内の高齢者施設などへ

4月19日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook