10月28日から30日まで横浜市港北区の日産スタジアムで行われた第42回ジュニアオリンピック(日本陸上競技連盟主催)で、秦野市立西中学校3年生の今野恭佑くんがA(中3)男子200mで3位に輝いた。
全日本中学校陸上競技選手権大会(全中)と同様に、中学陸上界の最高峰であるジュニアオリンピック陸上競技大会。設定された標準記録を突破するか各県の選考会で1位を獲得したものだけが出場できる、レベルの高い大会だ。これまでもオリンピックや世界選手権で活躍するトップ選手を多く輩出している。
全中では6位だった今野くん。そのときは予選・準決勝で力を使いきり、決勝ではスタミナ切れをした。今大会では、決勝までの2本は余力を残す計画的な走りに成功。最後にベストを尽くすことができた。
「練習を、まず休まない選手」と陸上部顧問の井上信行教諭。素直で前向きな性格で、トレーニングをしたい、学びたいという意欲があるという。練習は朝・放課後併せて毎日2時間半程度、土曜日は3、4時間行っている。1年から頭角を表していたわけではなく、2年から記録が伸び出した。その2年生のときにも肉離れに悩まされた時期があり、最終学年を迎えて実力が花開いた。井上教諭は「まだまだ伸びる期待のある選手です」と太鼓判を押していた。
「優勝をめざしていたので3位は中途半端と感じています」と本人は満足していない様子。足が速かったので何となく入ったという陸上部だが、もちろん高校に入学しても続けるという。「前の自分よりは速くなりたいと思います。200mだったら21秒台が目標」。今大会の今野くんの記録は22秒47、大会記録は1993年に為末大さんが出した21秒36。これからの走りにも注目したいところだ。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>