秦野警察署(石井孝署長)講堂で1月22日、「第8回多文化共生ワークショップ」が開催された。
同署が地域の外国人などを招いて2010年からおよそ2カ月に1回ほどのペースで実施しているもの。毎回、交通ルールや防災などテーマを決めて勉強会や意見交換を行っている。
今回は、秦野市内に住む外国籍の市民や東海大学留学生をはじめ、秦野市、市民ボランティア団体、日本語教室主催者など55人が参加。石井署長がこのワークショップの歩みについて講演したほか、外国籍の市民らによる意見発表会が行われた。
発表を行ったのは、ブラジル、ベトナム、中国、タイ、モンゴル、ミャンマー国籍の中高生と留学生7人。それぞれの言語で、日本の文化についてや日頃の思いなどを話した。日本語を学んだ経験、日本と自国の言語との共通点、水の大切さ、母の愛、アニメ「ドラえもん」の話、東日本大震災被災地でのボランティアなどについて率直な思いが語られ、会場はあたたかい拍手に包まれた。
またスペイン、メキシコ、中国に派遣されていた県内の警察署員3人も壇上にあがり、現地での経験や外国の様子、感じた文化の違いなどについて話した。
石井署長は「お互いにコミュニケーションがとれれば親近感が生まれ理解が増す。地域全体で明るく楽しい安心・安全な社会づくりに取り組んでいければ」と話した。
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>