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秦野版 公開:2012年4月7日 エリアトップへ

6塾が協力 悩み相談室 ボランティアでインターネット上に開設

公開:2012年4月7日

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6人の講師が集まった
6人の講師が集まった

 秦野市内の学習塾の講師6人が協力し、悩み事に無料で相談に乗る「はだの中高生お悩み相談室」が、インターネット上に開設された。相談室は、秦野市に関係する人なら誰でも利用可能。塾側は積極的な活用を呼びかけている。

 この取り組みは、早稲田育英ゼミナール東海大学駅前教室の鈴木鯛功塾長が「秦野の未来のために、損得抜きで地域貢献をしよう」との思いから計画。塾ならではの取り組みを考えた結果、困っている人の悩みを解決する無料相談室の設置に行き着いた。

 鈴木塾長が、同塾から徒歩圏内の学指会の松田亮塾長に話を持ちかけたところ、「地域のために何かをしたいと思っていた」と快諾。さらに鈴木塾長は、かねてから交流のあった学増研の夘埜(うの)良一塾長を誘った。夘埜塾長は「自塾の生徒以外を対象に、しかも各塾が協力していくことは意味がある」と参加。

 夘埜塾長は、交友のあるゆうがくセミナーの窪田眞広塾長を鈴木塾長に紹介。窪田塾長は「塾は閉鎖的な部分もあるので、共通の取り組みをやりたいと思っていた。地域貢献もできて喜ばしいこと」と参加を表明した。

 これに加え、学指会の高校生部門にあたる教学舎の進路主任を務める佐藤和修さん、学心塾渋沢校の山本廉教室長も取り組みに賛同。計6塾が集まった。

 相談室を開設するにあたり、参加各塾は「非営利で地域貢献が目的。安心して相談してもらうためにも自塾に勧誘しないこと」をルールに決めた。相談室の開設までお互いに交流が無かった塾も多い。鈴木塾長も「一般的に、同じ地域の学習塾はライバル関係にあたる。ここまで仲良く協力しているのも珍しいんじゃないかな」と話す。今後は相談室に限らず、様々な企画で協力していく計画もあるという。

利用はインターネットで相談は誰でも可能

 利用者は、相談室のホームページにアクセス。相談したい講師の写真をクリックすると、メールを送る画面になる。氏名(ハンドルネームも可)、学年、希望の返答方法(メール・面談・電話)、連絡先、希望日時を記入すると、講師から連絡が帰ってくる仕組みだ。

 質問は学習方法や進路選択など勉強に直結する内容はもちろん、人間関係、恋愛、生活相談、子育てなども可能。他塾へ通う人、塾に通う意思のない人でも歓迎している。鈴木塾長は「秦野で長く根付いた塾ばかりで、地区の細かい情報まで精通している強みがある。それぞれに得意な分野があるので、適切なアドバイスが送れるはず」と話す。

 なお保護者や小学生の相談はもちろん、秦野市に在住、通勤、通学している人なら誰でも利用して構わないという。鈴木塾長は「語呂がいいから『中高生』にしただけ。本気で考える人が集まっているので、何でも相談して」と呼びかける。

 ホームページはGoogleやYahoo!などで「はだの中高生」で検索。問合せは早稲田育英ゼミナール東海大学駅前教室【電話】0463・77・1977まで。
 

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