市内小学校・幼稚園 登校時間を繰り下げ 金環日食の5月21日(月)
秦野市内で173年ぶりに金環日食の観測が期待される5月21日、市内の公立13小学校と14幼稚園が登校、登園時間をそれぞれ1時間繰り下げる。金環の出現時刻と登校時間が重なっており、交通事故などから子どもたちを守ることが狙い。
登校時間変更については、昨年度から市小学校長会(小澤博会長・13人)と市幼稚園長会(池田真理子会長・14人)で話し合われ、先月9日に市教育委員会に届け出がされた。
子どもたちの登校時間の朝7時半頃に秦野市上空で金環が真円になることから、歩行者や運転者がわき見をする可能性が高く、交通事故や転倒などが懸念される。これを回避するために今回の措置がとられた。小学校は9時10分から20分を目安に登校、幼稚園は10時登園となる。雨天時も周囲が暗くなることが予想されるため、繰り下がる。
小澤会長が校長を務める北小学校では5月7日、観察講習会を受けた教諭らから全校朝会で安全な観察方法などが子どもたちに指導された。「太陽の光が強いため直接肉眼で見たり、サングラスや下敷きを通しても目を痛めてしまうから絶対ダメ」と話されると、児童らは大きな声で「はい」と返事をしていた。小澤会長は「一生に一度見られるかどうかの貴重な現象なので、正しい見方で安全に楽しんでほしい」と話している。
観測会も
秦野総合高校では、朝6時半頃から8時20分まで校庭で開催。観測用メガネ等の持参を。雨天中止。問い合わせは同校【電話】0463・82・1400まで。
東海大学では、朝6時半から8時に湘南キャンパス8号館北側広場で開催。先着500人に観測用メガネを無料配布する。雨天時は8号館4階の教室で実施。問い合わせは同大学【電話】0463・58・1211まで。
ともに一般の参加可、定員なし、車での来場不可。
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