丹沢山塊のジオラマを見る李総領事（中央）
駐横浜大韓民国総領事館総領事の李壽尊（イ スジョン）氏と領事2人が６月25日、県立秦野戸川公園を訪問した。秦野・坡州（パジュ）友好協会（栁川忠一会長・会員約１５０人）の招待に応えたもの。
今回の訪問に先立つ５月14日、同協会の栁川会長らは同総領事館（横浜市）で催された晩餐会に招待されていた。同協会が発足した２０００年以降、秦野・坡州両市で継続的に行われている相互交流の取組みに対して、李総領事がその功績を讃えてのことだ。
同協会では、晩餐会のお礼の気持ちと秦野の魅力を堪能してもらおうと、アジサイが見ごろを迎えた秦野戸川公園に招待した。
当日は、公園内の茶室でお茶会が催された。李総領事はお茶を味わった後、論語の「知者楽水 仁者楽山」の言葉に触れ、「仁徳の備わった人は心おだやかで山を愛する。山は川があって森が育ち、川は山があって水がきれいになる。日本と韓国はこの様な関係にある。なかでも秦野と坡州は、日韓友好のモデル」などと笑顔で話した。
登山が趣味で大山にも２回登ったという李総領事。園内ビジターセンターの丹沢山塊のジオラマの前では、塔ノ岳のルートについて熱心に質問しながらメモをとる場面もあった。
夜には、金丸副市長らも出席して公園近くのそば屋で歓迎会も催された。
栁川会長は「私たちの韓国への友好の気持ちを理解していただいており、会員としても嬉しく励みになる」と話した。
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