秦野パンまつり初開催 業種のつながり強め地域活性
各店自慢の商品が並ぶ
同業種のつながりを強め、パンを通じて地域を盛り上げようと地域のパン屋が活動している。活動の第一弾として、「秦野の美味しい焼きたてパンの味を知ってほしい」と、秦野市と周辺地域のパン屋など15店舗が一堂に会する「第１回秦野パンまつり」が９月１日（土）市文化会館で行われる。
秦野市では秦野菓子組合の中にパン部門はあるものの、これまで同業種の経営者らが一堂に会する機会は多くなかったという。そのため、現在市内にある20以上のパン屋同士が協力してイベントを開催する機会はなかった。
パン屋のつながりづくりを中心となって進めている人物の一人は、市内で「パンのくま小屋」を営む秋保真紀さんだ。秋保さんは秦野生まれ秦野育ち。20〜30年ほど前は数えられる程度だった焼きたてパンを売る店が５〜10年ほど前から増え始めたことから、秦野をパンで盛り上げたいと考えるようになった。他店と交流する中で、近年開店した店舗には住宅街などに点在しており、まだ知られることのない店も多いことを知り、「もっと各店が協力してパンの魅力を周知する活動はできないか」と２年ほど前から周囲に働きかけ始めた。
チェーン店系の大手パン店にはない「小さい店」の魅力を「ほかほかの焼きたてパンと、作っている人の顔が見える安心感」と話す秋保さん。まずは小さいパン屋の焼きたてパンの味を知ってもらいたいと、パンの販売イベントを企画した。
「パンを作ることなら自信があるけれどイベントの企画は全くの素人で」と笑う秋保さん。手探りながら周囲に声掛けをする中で、秦野市以外のパン屋や、趣旨に賛同する他業種店、同様の企画を考えていたグループなどから支援の声がかかり、イベントの実現に至ったという。
イベント当日は、各店舗がブースでパンやスイーツの即売を行う。参加店は以下の通り。▽パンのくま小屋／ゆっとまにぃ／うずらとあずき／ひだまりママ／かばさんの小さなパン屋／プーピーパン／精華園／小麦／丹沢ベーカリ／レ・ルルド秦野店／レ・ルルド鎌倉大船店／ＭＵＦＦＩＮ ＭＵＦＦＩＮ／すぴなっつおら／にこにこパン工房
問合せはフレンズ【電話】０４６３・８８・９９１６
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