本町中野球部 関東大会で準優勝 初出場で結果残す
第15回関東少年新人軟式野球大会が10日、11日に栃木県で行われ、本町中学校野球部(監督・野澤伸介教諭)が毎年秋と夏に行われる関東大会に秦野勢として初出場し、準優勝した。
同部は9月の県予選で準優勝。1都7県の強豪が名を連ねる今大会に出場した。
初戦の相手は、千葉県代表八千代松陰中学校。3回に先制、5回に追加点と主導権を掴んだまま、4対1と快勝。準決勝は東京都代表日本大学第二中学校。互いに無失点のまま最終回を迎え、表の攻撃で1番打者小林真吾選手が死球で出塁したランナーを安打で返し、そのまま逃げ切った。
関東制覇の優勝旗をかけての決勝戦の相手は群馬県代表沼田市立沼田西中学校。初回に小林選手のセンターへの3塁打を2番打者高橋希選手が繋ぎ1点を先制。
しかし、6回、3連投200球以上を初めて投げていた栗林直輝投手の投球は切れ味を失う。タイムを取った野澤教諭は「投手交代」を示唆。しかし「気持ちでは投げ切りたい」との栗林投手の決意で続投を決め、6回最後は三振で押さえエースの意地を見せた。
しかし最終回に同点にされ、試合は特別ルール(無死満塁から開始)で行われ、同部は先攻で点を取れず、その裏に押出しサヨナラ負けを喫し準優勝となった。
来夏に向け「打」強化へ
「県大会では勝つのが当然というプレッシャーの中で戦ったが、関東ではチャレンジャーとしてどこまでやれるか」という気持ちで臨んだと別井銀河捕手は振り返る。同部は東海大学の学生を講師にメンタルトレーニングを取り入れ、出場選手だけでなく、控え選手が盛り上げることも段々と出来てきているという。
「投手、守備はよくやったが、守備で勝てるのは秋まで」と野澤教諭は大会を振り返る。選手たちも打線の弱さについて痛感し、これからの課題と考えている。
「今冬で体作りをし、『打』の意識を持った打線も作っていく」と選手たちは声をそろえ、来夏の最終舞台にむけて、練習に励む。
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