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秦野版 公開:2013年10月5日 エリアトップへ

はだの市民体操の会 健康啓発し10年 地域の介護予防にも協力

公開:2013年10月5日

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いきいきとした活動風景
いきいきとした活動風景

 9月30日、保健福祉センターで「はだの市民体操の会」(藤代春枝会長)の発足10周年記念式典が開催された。同会は、秦野の市民体操「さわやか体操」の普及や啓発を目的に、体操だけでなく講習会や健康講座などを行っている。

 式典には、多くの会員に加えて市役所職員が来賓として招かれた。藤代会長は「10人で立ち上げた会も今では会員60人になった。高齢社会だからこそ体操以外でも心をつなぎ、互いに助け合えるような仲間づくりを目指したい」と話した。

 2003年、「さわやか体操」を考案した東海大学体育学部の川向妙子教授の講習に通っていたメンバーが、講習が終わった後も活動したいと同会を結成した。口コミや友人の紹介などによって会員は増え、現在50代から80代の60人が、講師による健康づくり体操や健康講座などに参加する。同会の有志は、くず葉学園や若木保育園に赴き、参加者と共に体操をするボランティアも行っている。その他にも、市の委託事業として、公民館での介護予防教室に協力している。

 当初、専門家でない会員たちが福祉施設で活動をすることに不安の声もあったが、会の発起人である水上一枝顧問が前向きな姿勢で会を支え続けてきた。発足7年目にそれまでの活動が認められ、秦野市社会福祉協議会から表彰された。「自分たちが好きでやっているから、全く苦ではなかった」と水上顧問は10年を振り返った。

 会員最高齢の町田妙子さんは現在85歳。一人暮らしをしているので、老人ホームを考えたこともあったが、近所の人に誘われて入会。活動に参加するようになって、歩いていてつまずくことが減り、朝ごはんもお雑煮と味噌汁や、目玉焼きとパンなどを必ず食べるようになったという。「初めは体操が終わったらすぐに帰っていたけれど、会計を任され、他の人にやり方を聞いているうちに、話す機会も増え、友達ができていった」と町田さんは笑顔で話した。

 秦野市の高齢者の半数以上が、高齢者だけの世帯か一人暮らしの世帯だといわれている。高齢者が住み慣れた地域で暮らすには介護予防と地域住民同士のつながりが必要と指摘されている。「仲間とおしゃべりをしたり、お茶をする楽しさがあるから無理なく続けられる」と藤代会長は話す。
 

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