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秦野版 公開:2013年10月24日 エリアトップへ

東中(とうちゅう)新聞 1000号に到達 生徒の今を伝え続ける

公開:2013年10月24日

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1000号の1面を持つ後藤広報委員長
1000号の1面を持つ後藤広報委員長

 秦野市立東中学校(石田崇男校長/全校286人)の広報委員会が編集・製作している学校新聞「東中新聞」が、10月25日の発行号で1000号に到達する。創刊は1950年に遡り、途中衰退した時期はあるものの60年以上続けられてきた伝統だ。1000号は10ページに及ぶ大作で、県の学校新聞コンクールにも出展するという。

 東中新聞の編集・製作を手掛けるのは、1年生から3年生の各学級2人ずつ選出された18人で構成される広報委員会。6人ずつ3班に分かれ、毎号班ごとに順番に紙面を作っている。

 新聞はイベントなどに合わせて1カ月に2〜3本のペースで発行。合唱コンクールや定期テストなど中学校生活の節目を取り上げ、生活色豊かな紙面作りをしている。体育祭の当日の帰りに号外を発行したこともある。

 行事の他に、学校生活で輝いている人を取り上げるコーナーなども人気だ。挿絵やイラストも生徒のお手製。他校からの着任教師や新採用の教師が来たときには紙面に写真を載せ、読み手がわかりやすい紙面作りを心掛けてきた。

 紙面の質は多方面に認められ、過去の県学校新聞コンクールで最優秀賞、優秀賞などを受賞している。

 通常は手書きでの紙面作りだが、1000号は活字の記事を組み、製版されたものを発行。部数は1000部を予定し、同校在校生のほか、東小学校、東幼稚園、公民館、市内中学校や地域の人にも配布する。

 1000号は「つなごう心を」をテーマに10ページを製作。1ページの通常号と比べると記事の本数は何倍にも膨れ上がった。製作開始時期は今年7月。班の垣根を越え、18人全員で広大に広がる白紙のページに何を書いたらいいのかを決めるところから始まった。生徒や保護者に「あいさつ」や「携帯電話」に関するアンケートを行い、中学生の「今」を書いた記事や、見開きの紙面だからこそできる東地区の地図の特集、卒業生や同校の歴代校長などから1000号記念に寄せられたメッセージなども掲載している。

 広報委員会を担当する倉持有里子教諭は1000号の発行にあたり、「運命を感じた。『つなごう心を』をテーマに紙面全体のストーリーを作ったので楽しんでよんでもらえれば」と話した。

 入学当初から広報委員として活動してきた後藤沙也香広報委員長(3年)は、「取材するまで知らなかったことを知られたり、意外な答えが返ってきたりする」と作り手の楽しさを話し、「1年の時は1000号なんて考えられなかった。でも新聞はみんなの意識を変えることができるものだと信じています」と発行している紙面に胸を張った。
 

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