市内初 本町小に防犯カメラ 犯罪抑止に期待
秦野市立本町小学校(文京町1の5、糟谷松夫校長)の校内に防犯カメラが設置され、9月1日から稼働している。市教育委員会が「犯罪抑止」を目的に設置した。市内小学校に設置されるのは初めて。
本町小学校は市街地にあり、また市役所に隣接することからイベント会場に利用されることがある。昨年9月に行われた秦野たばこ祭では、職員正門玄関の窓ガラスが侵入者によって割られるという被害があった。また、日頃から夜間に若者が校内に立ち入り、たむろすることもあることから設置が決まった。
防犯カメラは4台。設置場所は同校の要望が取り入れられた。職員正門玄関、東門、校舎西側付近を映すように設置された3台は、外部からの侵入者を特定するもの。もう1台は、夜中に通りなどから見えにくくなる体育館の渡り廊下付近を映すように設置されている。
カメラは24時間稼働。モニターは職員室に置かれる。性能は、夜間でも侵入者の顔を認識できるほどの映像を一定期間記録することが可能だという。不法侵入などの問題が起きた場合は、警備会社の警備員の見回りや警察の要請があれば、記録された映像を提出する。
設置に関して糟谷校長は「いたずらの抑止力が強い。とてもありがたい」と話している。
中学校は7校が設置済み
本町小学校の設置と同時期に、市立南中学校(緑町16の1、府川幸生校長)にも防犯カメラ4台が設置された。2校合わせての機器費用は、リース期間49カ月で1カ月あたり約5万3千円。
今回の設置を含め、市内中学校9校のうち、南が丘中と北中を除く7校で防犯カメラが稼働している。
同教育委では、小中学校の今後の設置については検討中という。
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