厚生労働大臣表彰 市内から２人が受賞 地域福祉への貢献
古谷市長を表敬訪問した熊澤さん（左）と栁田さん
社会福祉功労者厚生労働大臣表彰の表彰式が11月15日、２０１３年度全国社会福祉大会で行われ、秦野市内からは栁田忠雄さん（86・水神町）と熊澤道子さん（73・曽屋）が受賞した。
栁田さんと熊澤さんは11月19日、市役所で古谷義幸市長を表敬訪問した。
古谷市長は「秦野市民としても名誉なこと。市民のために長年貢献いただいたこれまでの活動に感謝します」と述べた。
栁田さんは、乳牛（ちゅうし）第一自治会会長を30年以上務め、長年地域住民のリーダ的役割を果たし地域福祉のために精力的に活動したことが評価された。昨年11月には総務大臣表彰も受賞し、今年度の市民功労者にも選ばれている。
受賞について「長い間やってきただけ」と謙遜しながら、「最近は自治会加入者が減ってきている。地域住民同士のつながりがあれば、災害の発生時にも役立つ」として、今後も住民同士のコミュニケーションを深めるための活動に取り組みたいなどと話した。
熊澤さんは、民生委員・児童委員として20年以上活動を続け、社会福祉の精神をもって、地域福祉の推進に尽力してきたことでの受賞。今年６月には、県民功労者表彰も受けている。
熊澤さんが民生委員として初めて委嘱を受けた当時、栁田さんから同委員の先輩として様々なアドバイスを受けたという。「民生委員児童委員としての姿勢を学んできた栁田会長と、ご一緒に受賞できたことはありがたい」と感想を話した。また、あいさつや声かけが地域福祉の第一歩、地域のつながりを再構築して行きたいなどと、今後の活動への意欲を語った。
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