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秦野版 公開:2014年4月19日 エリアトップへ

東道自治会館を新設 資源回収で20年資金貯め

社会

公開:2014年4月19日

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会館新設のため活動してきた東道自治会の役員ら(中央が栗田会長)
会館新設のため活動してきた東道自治会の役員ら(中央が栗田会長)

 本町2丁目に、東道(ひがしみち)自治会(栗田貞夫会長)が自治会館を新設。4月20日の完成に合わせて祝賀会が開かれる。自治会館の建設費用約1500万円のうち、約900万円は市の補助金を活用し、残り約600万円は自ら行ってきた資源回収による貯金で賄ったという。

 同自治会は戦前から町内会として活動を続け、現在では193戸、約600人が加入。70年ほど前には、秦野駅前すぐの商店の並びに自治会館があったという。その後、ビル建設の際に場所を譲り、本町2丁目の市有地にあった建物を集会所として間借りしていた。ところが、2010年の夏に起きた台風で、その建物の屋根が破損。建物自体も古かったことから自治会館の新設を求める声が上がった。新設に向け、2012年に自治会を法人化。建設費用には資源回収資金を充てることにした。

 同自治会役員はこれまでの約20年間、「何かあったときのために」と、市の資源回収とは別に自ら資源回収を行い、貯金をしてきた。月に2回、自治会員たちはそれぞれ家の玄関先に空き缶、段ボール、古新聞などを置く。当番の役員はリアカーを引いて地域内を回り、玄関先の資源を集め、倉庫に保管。3カ月に1回、業者に引き渡し、重さに見合った代金を受け取ってきた。自治会館の新設が決まった2010年頃から、建設費用の捻出を目的に、この活動を活発化。これまでの貯金と合わせ、約600万円の資金作りに成功した。栗田会長は「悪天候の日も回収に出てくれた役員や、資源回収に協力してくれた自治会員みなさんのおかげです」と話す。

 自治会館は、市有地の集会所跡の隣に建てられ、自治会の集会などに利用される。1階が16坪、2階が14坪。1階の集会室の壁には、「昔のことを思い出し、後世に伝えるきっかけになれば」と以前祭りで使っていた引き太鼓の彫刻部分が埋め込まれている。

 祝賀会には自治会員約100人のほか、古谷義幸市長や久保寺邦夫県議などの出席が予定されている。

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