基準地価 下げ幅緩やかに 住宅地最高は12万1千円
土地取引の指標となる基準地価格が9月19日に発表された。秦野市では住宅地19地点、商業地4地点、工業地1地点、林地1地点で調査が行われ、価格は依然として下落傾向にあるものの、下げ幅は緩やかになっている事が分かった。
基準地価格とは、県調査における7月1日時点の選定地1平方メートル(林地は10アール)あたりの価格をいう。国が実施している公示価格と合わせて、一般の土地取引価格の指標などに利用されている。
県全体では2年連続で上昇傾向にあるなか、秦野市内の平均変動率は工業地が横ばい。住宅地はマイナス1・6%(前年マイナス1・8%)、商業地はマイナス0・8%(前年マイナス1・1%)と小幅を示した。
用途別に見ると、市内の住宅地19地点(1地点選定替)のうち、最高価格は「今泉字諏訪下478番7」の12万1000円。同地を含む「水神町2の12」「曽屋2の4の3」の3地点は価格変動率が横ばいとなった。最も変動が大きかったのは「鶴巻南5の5の5」で、マイナス3・6%となった。
商業地4地点では「本町2の1の32」が最も高く23万5000円。しかし同地は変動率も大きく、マイナス2・1%。前年よりも下げ幅が増加し、県内でも7番目に下落率が大きい地点となった。商業地で変動率が横ばいとなったのは「本町1の4の10」だった。
工業地(堀山下字荒井ヶ谷戸320番2外)の価格は4万8000円で、変動はなかった。
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