第59回秦野市文化祭の一環で行われている「第35回秦野菊花展」で、鈴木一郎さん(75・ひばりヶ丘)が出品した菊が切り花の部で、最高賞にあたる秦野市長賞を初受賞した。
菊花展には、秦野菊花会(飯塚和彦会長・31人)のメンバーが盆養の部・切り花の部に約150点を出品。社団法人全日本菊花連盟公認審査員による審査が10月31日に行われ、全体的なつくりや花の大きさ、形などが規格通りか調べられた。
市長賞を受賞した菊の品種は、黄色地に少し赤みを帯びた管の弁が放射状に伸びた「聖光華宝」。「管の先が良く巻き込まれていることや中心部分が立っていること等が評価されたのでは」と鈴木さん。今回は、盆養や懸崖、盆栽など16点を出品しており、そのうち5点が入賞した。
鈴木さんが菊づくりを始めたのは約10年前。定年退職後、時間に余裕ができたことから「何か趣味を」と始めたという。もともと父親が菊づくりをしており、見よう見まねで栽培したところ、「基礎を知らなかったため」枯らしてしまった。そこで、菊づくり教室を受講。「どんどんはまった」といい、成長の喜びを感じながら日々愛情を持って育てているという。
これまでに受賞した最高の賞は2位。市長賞は「取れると思っていなかった」と笑顔。「まさか私がとびっくりしました。とても嬉しいです。健康なうちはずっと菊づくりを続けていきたい」と喜びを話した。
盆養の部の市長賞は、草山良さん(64・鈴張町)が受賞した。
菊花展は、11月8日(土)まで市文化会館の市民広場で開催されている。時間は午前9時30分から午後4時で、観覧のほか、購入も可能。
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