通学などで渋沢駅を利用していた故・坂井泉水さん
秦野市が市制施行60周年記念事業として進めていた、小田急線渋沢駅の駅メロに使用するＺＡＲＤの楽曲が「負けないで」「揺れる想い」の２曲に決定した。12月23日（火）の始発から上下線ホームで流れる予定。
秦野にゆかりのある故・坂井泉水さんがボーカルを務めたＺＡＲＤの楽曲による駅メロは、２０１５年１月１日に市制施行60周年を迎える秦野市の記念事業のひとつ。市は、小田急電鉄（株）とＺＡＲＤ所属のレコード会社（株）ビーイングとの協議を進めてきた。
曲の選考過程では９月20日から、市ホームページや公共施設の窓口でアンケートを実施。約１カ月で全国のファンなどから４５９０通の投票があり、寄せられたＺＡＲＤの楽曲は最終的に73タイトルにのぼった。
駅メロに決定した「負けないで」はアンケート１位（投票数１２３６）、「揺れる想い」が２位（同８７２）で、この上位２曲で全体の47％を占めた。
小田急線の駅メロは、列車がホームに接近すると約10秒流れる。「負けないで」が上り線、「揺れる想い」が下り線で、それぞれ12月23日の始発（上り／午前５時16分、下り／５時27分）から流れる予定だ。
記念式典とイベント
12月23日午前11時から、記念式典が渋沢駅構内で行われる。古谷市長、関係機関、地元商店会のあいさつや駅メロ楽曲の披露が予定されている。
式典に続いて、同駅北口と南口の商店会が記念イベントを開催。アマチュアバンドの演奏、記念弁当の販売、メッセージコーナーの設置などが行われる。
また当日、市制施行60周年、ＺＡＲＤ、小田急のロゴをデザインした記念ピンズを先着３００人（１人１個）に配布する。希望者は、午前10時から式典終了まで同駅構内の渋沢駅連絡所で配る整理券を入手し、式典終了後に交換。
渋沢駅前商店会の飯塚靖士会長は、「正式決定してひと安心。全国のＺＡＲＤファンの方が渋沢駅に来て商店街も利用していただきたい」、柳町商店会の桐山浩幸会長は「西中学校では坂井さんは１学年下で、今回駅メロに採用されて大変嬉しい。12月23日のイベントには多くの方にご来場いただきたい」と話した。
坂井さんは学生時代を秦野で過ごし、渋沢駅は通学やデビュー間もない頃、都内のレコーディングスタジオに通う際に利用していた。
記念ピンズ
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