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秦野版 公開:2014年12月4日 エリアトップへ

県優良店舗に銀八鮨 寿司の高みを目指して

社会

公開:2014年12月4日

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カウンターで寿司を握る伊藤幸一社長
カウンターで寿司を握る伊藤幸一社長

 2014年度神奈川県優良小売店舗表彰が発表され、秦野市から銀八鮨本店(伊藤幸一社長・秦野市堀川30)が選ばれた。11月26日に、県庁で表彰式が行われ、県知事・県商工会議所連合会会頭表彰を受賞した。

 銀八鮨本店は1階にテーブル席とカウンター、座敷席、2階に宴会場を設ける。

 平日週末を問わず、新鮮な食材を使った寿司や一品料理を楽しむ多くの来店者や、寿司職人の威勢の良い声が響く繁盛店だ。

 今でもカウンターに立ち寿司を握る伊藤社長(70)は、宮崎県出身で幼い頃長崎県に転居。15歳で佐世保市の蛇の目寿司に入り、寿司職人の道を歩み始めた。「海が身近にあって、魚や寿司が好きだったからね」と笑顔で振り返る。

 修行の場を長崎県小浜温泉の寿司店に移して腕を磨いていた24歳当時、主に作っていたのは関西風の押し寿司や巻物。いずれは故郷に店を構える目標がある中、「一度は江戸前の握りを学んでおこう」と思い立ち、縁あって紹介されたのが秦野だった。

 水がおいしくて感動した、というのが秦野の第一印象。「水は料理の要。この水ならば美味しい料理が出来ると思った」。その後に秦野、平塚の飲食店で自慢の腕を振るい、34歳で市内春日町に念願の自分の店をオープンした。

 店名の由来は、「銀にはまだ上がある。八は末広がり、また富士山の形のようでもあり、寿司の高みを目指したいという思いを込めました」と話す。それから36年の間に堀川に本店を移し、春日町は出前専門店、さらに渋沢駅前にも店舗を構えた。

 開業当時から変わらぬ目標は「地域1番店」。寿司職人として55年のキャリアを重ねても、お客様の求める味、喜んでもらえる味への探求心は尽きることが無い。「表彰は、長年応援していただいた地元の皆様のおかげ。これを励みに、新しい美味しさ、魅力ある店づくりにさらに精進致します」と話した。

 県では、真心尽くしたサービスと味や技が自慢の店舗を優良小売店舗として毎年表彰している。今年度は県内35店舗が表彰された。

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