練習に熱が入るＦｒｕｉｔｓの団員
女性合唱団「Ｆｒｕｉｔｓ（フルーツ）」が12月13日（土）、結成26年目にして初の単独コンサート「東日本大震災チャリティ フルーツファーストコンサート」を秦野市文化会館小ホールで開催する。主催はＦｒｕｉｔｓ、後援は神奈川県合唱連盟、市合唱連盟、市教育委員会、かながわ合唱指揮者クラブ。
Ｆｒｕｉｔｓは、渋沢幼稚園ＰＴＡコーラスのメンバー有志で１９８８年に結成された。メンバーの入れ替わりを経て現在は、50代から70代の団員21人で毎週木曜に約２時間、市内の公民館で練習をしている。
これまで、市の合唱祭や全日本おかあさんコーラス大会等に出演し歌声を披露していたが、単独で舞台に立つことはなかった。
しかし、２０１１年に東日本大震災が発生し、「私たちに出来る事は歌しかない。歌で支援を」とコンサートを計画。全員が母親という立場のため日程等の調整に時間がかかったが、いよいよ念願の開催。現在は団員全員が一つひとつの音に思いを込めて練習に取り組んでいる。
披露する曲の一つには、福島県で被災した子どもたちが離れ離れになった友人や震災そのものへの思いを綴ったものを基に詩が構成された「群青」を選んだ。
結成当初からの団員で、指揮を務める渡邊照子さんは「未熟な演奏ですが練習だけはたくさんしてきました。皆さんに心を届けたい」と話している。午後２時開演。入場無料（要整理券、当日券あり）。会場に募金箱も設置される。
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