秦野市と中井町で使える、両市町にとって初の広域型プレミアム商品券が2015年度に発行される。市は、3月議会定例会にプレミアム商品券事業への補助金1億3632万円を含む2014年度一般会計補正予算案を追加議案として提出。議会最終日の本日3月26日に審議される予定だ。
秦野市内では、昨年11月から12月まで「がんばる秦野プレミアム商品券」が販売されており、2年度連続でのプレミアム商品券の発行になる。
補正予算案では、プレミアム商品券発行補助金のほぼ全額にちかい1億3331万4千円を国の経済対策交付金(地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金)で賄う。
広域型プレミアム商品券は、プレミアム分20%で発行総額7億2000万円(うちプレミアム分1億2000万円)を見込む。販売時期や1セットの額面、1人あたりの購入限度額など具体的な内容は未定だ。
2年連続でプレミアム商品券を発行する理由として市は、【1】消費喚起効果が高いとする国の推奨事業である【2】県内の多くの自治体でプレミアム商品券事業が実施される【3】2015年1月28日付で神奈川県商店街振興組合連合会と公益社団法人商連かながわの連名で要望があったことをあげる。
市商工課では「商業者にとっては中井町の消費者を取り込める。市民にとっても選択肢が広がる」と話している。
中井町「生活圏で、町民にメリット」
足柄上地域の1市4町(南足柄市、大井、開成、松田、山北町)でも、2015年度に広域型プレミアム商品券の発行が決まっているが、中井町は同地域で唯一参加しなかった。
中井町企画課では「行政圏では足柄上地域だが、町民の生活圏は秦野や二宮など。商品券である以上、買い物に行きやすいことが町民にとってメリットがある」とその理由を説明する。
秦野市への連携の打診は今年2月上旬で、中井町のプレミアム商品券事業に関する補正予算は3月議会で可決している。
前回「プレミアム10%」2カ月で完売
2014年11月に発売した「がんばる秦野プレミアム商品券」は、プレミアム10%で3億3000万円(3万セット)が販売され、約2カ月で完売した。事業主体は、秦野商工会議所を中心とする秦野商工会議所プレミアム商品券実行委員会。取扱店は秦野市内の約500店舗だった。
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