小清水消防長と表彰された6人（後列左から藤間さん、遠藤さん、竹田さん、前列左から半藤さん、佐藤さん、鈴木さん）
秦野市千村で４月18日に開催された頭高山桜祭りの会場で、70代の男性が意識を失い倒れたところ、その場に居合わせた６人が応急処置を行い人命救助に貢献。小清水俊明消防長は５月26日、６人に感謝状を贈呈した。
表彰されたのは、遠藤浩さん（67）、佐藤敦さん（54）、鈴木昭夫さん（72）、半藤哉子さん（55）、藤間庄二さん（75）、竹田桂三さん（68）の６人。祭りの乾杯をしようとしていた時、突然意識を失い心肺停止状態になった男性。すぐに佐藤さんが１１９番通報をし、昨年応急手当の講習会を受講していた遠藤さんを中心に、半藤さんらが加わり心肺蘇生法や声かけなどを実施。さらに会場への道が狭いことから、消防と連携して救急車が来やすい泉蔵寺まで軽トラックの荷台に乗せて搬送した。竹田さんが運転し、遠藤さん、鈴木さん、藤間さんが乗車し処置を続けた。その後男性は、病院へ到着する前に心肺と呼吸を再開できたという。
市消防本部は迅速かつ機転を利かせた行動を表彰。遠藤さんは「講習会で学んだことを手順通りにした」と話した。鈴木さんは「何とか救急車まで繋げたい一心で動いた」と振り返る。現在男性は退院し、救助に携わった人へ感謝を表しているという。小清水消防長は「勇気ある行動と迅速な連携により救命へと繋がった」と感謝のコメント。６人は男性の快方を喜ぶとともに、「応急処置の重要性を実感した」と口を揃えた。
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