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秦野版 公開:2016年1月23日 エリアトップへ

中田さんが緑十字金章 交通安全への功績に

社会

公開:2016年1月23日

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緑十字金章を受章した中田さん(右)と夫人の金子さん(左)
緑十字金章を受章した中田さん(右)と夫人の金子さん(左)

 秦野市交通安全協会会長の中田定美さん(72・平沢在住)が1月15日、日比谷公会堂で開催された「第56回交通安全国民運動中央大会」(一般財団法人全日本交通安全協会主催)で交通安全功労者に贈られる最高の栄誉章である「緑十字金章」を受章した。市内では4人目の受章となる。

 「感謝の一言、それしかない」と中田さんは話す。富山県で生まれ育った中田さんが秦野市にやってきたのは1968年のこと。東名高速道路の建設工事のため「出稼ぎにきた」のをきっかけに秦野に居を構えた。現在は、(有)中田建材の代表取締役を務める。

 同協会に入ったのは1981年。当時、小学生の次男が交通事故に遭い、命に別状はなかったものの、それを機に安全について考えるようになったという。「地域の役に立ちたい」という気持ちもあり、同協会南支部の役員、支部長、同協会副会長などを歴任し、2012年6月から会長に就任。これまでに県知事、管区警察局長・管区交通安全協会長連名の交通安全功労者表彰を受けているほか、2013年には緑十字銀章を受章し、長年に渡る交通安全活動への尽力と推進に対する功績が認められた。

服装統一を推進

 「長くやってきた、ということもありますが、人と人との巡り合わせのおかげ。協会に関わり、活動してきた皆さんの結果でいただけた」と中田さんは話す。今年4月で68周年を迎える同協会。189人の支部役員からなり、交差点での交通整理や子どもの見守り活動などを行っている。

 中田さんは、会長就任後に支部役員の服装を統一したほか、道路沿いの支柱に交通安全啓発の幟旗を掲出するなど新たな取り組みに着手。特に、服装の統一に関しては支部役員の職務意識向上につながっているほか、周りへの交通安全啓発にも寄与しているという。「歴代会長がされてきたことを受け継ぎながら、徐々に改革することでみんなが一つになれた」と中田さん。「日本人が生まれつき持っている優しい心を運転マナーに生かしてもらえれば」と呼びかける。自身もゴールド免許であり、日頃から譲り合いの意識で運転しているそうだ。

市長表敬訪問も

 同大会では夫人の金子(きんこ)さんへも感謝状が贈呈され、1月18日には中田さんと金子さんは古谷義幸秦野市長の元を訪れ、受章の報告をした。古谷市長は「市から受章者が出たことは大変栄誉なこと。これまでの活動に深く感謝を申し上げると共に、今後も交差点での見守りなど交通安全の啓発活動に力を入れていただければ。交通安全は警察や行政だけでは駄目。皆さんと力を合わせて取り組んでいきたい」と話した。
 

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